見ることの大切さ
人は見る生き物と言われています。これは、私達が生活していく中で、目からの情報に重点を置いているからと考えられています。しかし人が日々成長していく中で、この『見ること』の概念を捉えた場合、それは単に漠然と見るのではなく、物事・人物を注意してみること、すなわち見習うことを指すということに気付くと思います。注意深く観察し、知識を得、自分なりに体験し、そして自分自身の能力として取り込んでいくこと、これこそが人は見る生き物と言われる所以でしょう。
高校留学生や、高校を卒業したてのお子さんを留学に送り出そうとする、お父様やお母様とお話していると、『留学させて外国を見せてあげたい』とお話いただくことが良くあります。この漠然とした『見る』という表現は、まっさらな状態で何でも貪欲に観察し、見習い、体験し、吸収しておいでという、とてもとても大きく暖かいエールに聞こえます。書籍や媒体で得られる、単なる薄い知識ではなく、見て体験したことこそが、子供の財産になることを理解されているのだと感心させられます。そしてその財産は、それこそ目で見ることが出来ませんが、子供の人生そのもののみならず、教育としてその子供の子供、そして、そのまた次の世代に形を変え受け継げられる、とても暖かな宝物になっていくのでしょう。
見ることの大切さを理解している親御様は立派です。そして子供自身の目で見ることは、親の庇護の下では出来ているようで、なかなか出来ていないことをご存知なのだとも思います。それだからこそ、海外に出してあげたいという親御様の思いには、とても大きな愛情を感じずにはいられません。
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